年代別にこのような症状が見られたら婦人科に行こう

最終更新日 2024年4月30日 by prof

婦人科と聞くと、妊娠した時に行くところだから、それ以外のときにはあまり関わることはないと思う人が多いかもしれません。
しかし実は婦人科とは、女性特有の症状で困った時に気軽に相談できる場所の一つです。
日ごろの月経から始まり更年期障害に至るまで、あらゆる年代の女性が利用する場所です。

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婦人科で扱う症状や病気

婦人科で扱う症状や病気としては、月経の悩みから妊娠にかかわること、子宮筋腫などをはじめとした子宮の病気、更年期障害など様々なことが挙げられます。
思春期に始まり、老年期までの女性特有の病気や症状すべてを扱っているといえば分かりやすいでしょう。
これまでとは月経の様子が違う、更年期症状が現れたのか日常生活でつらいことが増えてきたなど、こんなことで病院に行ってもよいのだろうかとちょっとした気になる症状でも、気軽に相談することができるでしょう。
女性特有の病気や症状というのは、不調が現れると体だけではなく精神的にも大きな影響を及ぼします。
また本当に精神的な問題であるのか、体に異常がないのかなどを判断するためにも、婦人科では内診できちんと判断してもらえます。
婦人科で行われることとして、子宮がんなどをはじめしたがんの検診も行われています。
そのほかにもピルを処方してもらいたいときや、月経日を調整したいなどの相談もできるでしょう。

 

婦人科の診察について

診察を受けるとなった場合には、問診や触診が行なわれ、必要に応じて膣のなかに指や器具など入れて子宮の内部を調べる内診が行われることになります。
初めて内診を受けるとなると、どのようなことが行われるのか、痛みはないのかなど不安になるかもしれませんが、内診が行われるときには必ず医師からどのような方法で行われるのか説明があります。
とはいえ思春期の女性となると内診が行われることはあまりなく、問診やおなかの上からエコーを当てる診察のみが一般的となっているので、それほど心配することはありません。
婦人科にかかるときの持ち物や服装については、それほど気にすることはありませんが、できれば着替えやすい服装がよいと言われています。
ほかにもがん検診や内診を受けた時には出血する可能性があるためナプキンを持参したり、基礎体温を測っているのであればその記録や、日ごろどのような薬をのんでいるのかがわかるお薬手帳を持参すると安心です。
女性特有の症状や病気は、年代別でも違いがみられるため、年代別の注意すべき症状や病気などを把握したうえで、このような症状がみられた場合には、受診することを考えましょう。

 

定期的に検査を受けることが望ましい

またたとえ症状がなくても、年齢を重ねるごとに羅漢率が高くなる症状や病気なども多いので、定期的に検査を受けることが望ましいです。
まず最初に全年齢にいえることとしては、不正出血が挙げられます。
特に閉経した後には子宮頸がんなどの大きな病気が隠れている可能性があるため十分な注意が必要です。
10歳から18歳ごろの思春期にあたる場合には、18歳になっても初経がないことが挙げられます。
中学を卒業しても初経がなければ、一度受診するのが望ましいと言えるでしょう。
10代から20代では、月経に関する悩みが多く聞かれます。
月経が来る予定の何日か前からは、気持ちが不安定になってイライラしたり、抑うつのような状態が続いたり、頭痛や腹痛などの症状があらわれることもあります。
これは月経前症候群といわれるものであり、あまりにも症状が重ければ、薬が処方されることもあります。
月経の最中にいつもとは異なる大きな腹痛や腰痛、おう吐や食欲不振などがある場合には、月経困難症である可能性も高まります。
月経の際の血液の量が多いものは過多月経と呼ばれるもので、これらの症状があると日常生活や仕事などにも支障が出るほどとなります。
あまりにも辛いと感じるようであれば、受診する必要があるでしょう。
我慢して放置していた場合には、その後子宮内膜症が進行してしまったり、我慢したことで不妊に陥る可能性があるため十分な注意が必要です。

 

20代では子宮頸がんの定期検診を受けること

そして20代では、子宮頸がんの定期検診を受けることが望ましいです。
20代となると発症率も高くなり、初期のころは自覚症状もでません。
ある程度進行してから不正出血をきっかけとして気づくケースが多く見られます。
2年に一回は定期検診を受けることが望ましいでしょう。
20代から40代では、卵巣の病気に注意が必要です。
卵巣は症状がかなり進行するまで自覚症状が現れず、沈黙の臓器ともよばれています。
40代となると卵巣がんの発症率も大きくなるため、たとえ症状がなくても定期的に検診を受けたいところです。
40代から50代となると更年期のつらい症状が現れやすくなります。
汗が止まらない、動悸がするなどの症状があらわれ、重い場合には漢方やホルモン補充療法などで症状が改善する可能性も考えられます。
日常生活に支障がないからといって我慢するのではなく、一度相談してみると良いでしょう。

 

まとめ

最後に閉経後に不正出血が見られると、病気のサインである可能性が高まります。
月経や妊娠がなくなれば受診しにくいと思うかもしれませんが、早めに相談することが大切です。