逆SEOはやらない方がいい!その理由を解説します。

最終更新日 2024年4月30日 by prof

インターネットビジネスにおける世界で、「逆SEO」という言葉が存在します。
逆SEOとは、ライバルサイトに対してペナルティの原因になるようなSEO対策を施してサイトの順位を意図的に下げ、それによって自分のサイトを上昇させるといった手段です。
逆SEOはどちらかというとブラックハットSEOの中に存在するものと言えるでしょう。

ブラックハットSEOとホワイトハットSEO

ブラックハットSEOの反対はホワイトハットSEOでコンテンツSEOと言われたりもします。
これは2021年現在のGoogleのアルゴリズムによって、ホワイトハットSEOが一番安定すると言われているためほとんどのサイトがホワイトハットSEOを施しています。
それの対の存在として、ブラックハットSEOが存在しています。
ブラックハットSEOは被リンクを購入したり中古ドメインを使う、分散サーバーを使って中古ドメインを設置し、メインサイトに送ると言った手法が今は流行です。
昔はブラックハットSEOと言ったら隠しテキストや大量のキーワードの埋め込みなどが流行っていましたが、グーグルのアップデートによってそれらは淘汰されてしまいました。

逆SEOはブラックハットSEOの中でもかなりブラック

今流行しているブラックハットSEOに分散サーバーを用いて被リンクを送るという手法があると述べましたが、これらはある意味では自分のサイトに対して自分で被リンクを送っているためペナルティを受けるとしても自分のサイトです。
しかしながら、逆SEOとはライバルサイトに対してペナルティを与えることが目的になってしまっているため、道徳的な観点からすれば少し良くないと思うかもしれません。

そのためこれらの施策はブラックハットSEOの中でもかなりブラックと言って良いでしょう。
実際に自分が作り上げたサイトが逆SEOを施されてしまったらどう思いますか?
時間とお金をかけて作ったサイトが逆SEOによって順位を落とされてしまったら、ほとんどの人が落ち込むどころか怒りの感情を持つと思います。
しかしながら、この施策は身元を特定することが出来ないのも事実なのです。

ライバルサイトが意図的に順位を下げた

自分のサイトが急激に順位降下した時、まずはグーグルからペナルティを受けていないかをチェックしますよね。
もし受けている原因が分からなかったら、アップデートが行われていないか確認します。
それでも直近に大きなアップデートは無かったとしたら、考えられるのはただ一つライバルサイトが意図的に順位を下げたという事です。

自分の所有するサイトがどこから被リンクを受けているかを確認することは今の時代、簡単にすることができます。
そのため、もし不自然な順位降下を感じたら是非被リンクをチェックしてみてください。
恐らくよくわからない、サイトとは全く無関係でかつ低品質なコンテンツ、スパム性の高いサイトから被リンクが送られているのではないでしょうか。
もしそのような被リンクを確認することが出来たらライバルサイトの悪意は確定します。
しかし残念ながら、これらの被リンクをどこの誰がどのような意図で送っているかを確認することは不可能です。

グーグルの理念に基づくと良いコンテンツを作ることに注力した方がよい

どんなに酷いペナルティを与えられたとしても、犯人を見つけることが出来ないのです。

ただ、自分が狙っているキーワードに対して、いきなりポツンと上位表示したサイトがあればもしかするとそのサイトの所有主が行っていることが考えられます。

自分がされたとしたらとても迷惑な話ですが、これを逆手にとってライバルサイトに施すということもできます。
しかし、それはやらない方が得策なのです。
というのも、グーグルの理念に基づくと良いコンテンツを作ることに注力した方が上位表示の道は近いからです。

ライバルサイトに悪意のあるSEO対策を施そうとしている場合

もしライバルサイトに悪意のあるSEO対策を施そうとしているのであれば一度考えてみてください。
何故そのSEO対策をしようとしているのか、きっと答えは自分所有するサイトの検索結果を上に表示したいからですよね。

興味本位で順位を降下させたい、いやがらせをしたいというのであれば1つの手法として考えることはできますが、その行為に対して何か意味があるのかと問われると難しい所です。
そうであれば、悪意のあるSEO対策に時間と労力を使うより自分の所有するサイトに対してコンテンツを加えてみたり、ユーザビリティの向上を検討してみたり、レイアウトを変えてみたり、ペルソナを再認識してみたりする方がよっぽど健全で効果的です。

悪意のあるSEO対策はグーグルが判断できる時代がくるでしょう。
数十年前のSEOと今のSEOを比べてみてどうでしょうか、当時は考えられなかったことが可能になってきていますし、グーグルを中心にしてインターネットは構築されてきています。

まとめ

これからもこのグーグルが全てを牛耳っている状況は続くと考えられますし、そうであれば今より更に最適化されたアルゴリズムにアップデートされていきます。
そう考えると、悪意のあるブラックハットSEOをライバルサイトに行うよりも自身のサイトに対してアップデートを重ねていった方が効率が良いという事出来ます。

 

参考になるサイト
逆SEO費用