最終更新日 2024年4月30日 by prof
・ピュアな男を演じる下心の先には
「好きな女の子は大事にするタイプなんだ」
「結婚のために500万貯金してるんだ」
「買い物とかにいくときもいつも手をつないで・・ね」
自分の恋愛観や結婚後の理想を語る男性・・たとえばそれが自身の恋人であったならいいかもしれない、しかしそれを語っている相手が今日はじめて会うデリヘル嬢というのはいかがなものでしょうか?
デリヘル嬢のA子さんはそうしたお客の話に時に「はい」「そうですね」と相槌をうっているものの、ここに来てから1時間はそうした話。
ただソファに座って聞いている。
まるでどこかの会社の面接かのように話している相手は自分の真正面にテーブルを挟んで座っているのだ。
2時間のプレイ時間で呼ばれたものの何もしないで1時間が経過している・・正直A子としても彼の話は「アタシにはどーでもいいことよ」と喉まででかかっているが客と徳島のデリヘル嬢という体面から口にすることができない。
「なんか正面に向かい合って話すのって堅苦しいので、ソッチに一緒に座ってイイですか?」
とA子の方から切り出してみる・・このまま話を聞いているのも苦痛になってきた。
「いや・・そのA子ちゃんとそんなにまだ親しくなってないから・・・あの・・よくないかなと」
とモゾモゾしながら拒否している。
「でも時間なくなっちゃいますよ」
A子は甘えるそぶりをみせ相手のやる気に火をつけてみようとするが・・・。
「ぼ・・ぼくは、好きな女の子とはいろいろ分かり合ってから・・そういうことを」
と真顔で男性は行ったそうな。
自分の顔を見たらおそらくマヌケなぐらい口を開けっ放しになっているんだろうな・・と思う程驚いたA子さん。
ひょっとしたら間違ったお宅にワタシは来ちゃった?とこの時思う。
「あのう、ワタシはデリヘルから来たんですけど」
「知ってます!でも自分はA子さんのことを好きになってしまったのでちゃんとお付き合いしたいと思って」
好きになってしまった・・って会って1時間も経ってないのに結婚を前提としたお付き合いとか言い出す男性にA子さんは面食らってしまったとの事、一体こいつは何者なんだと頭の中に疑問符がたくさん浮かぶA子さん。
「愛し合う者どうしのセックスに避妊って必要ないと思うんですよ」
急に突拍子もないことを言い出す男性、もうA子さんは二の句も告げずにただ聞いているだけになっている。
「だから今日はコンドームとか用意してないんですよね」
「ハァ!?」
思わず顔が険しくなるA子さん。
彼のここに来てから1時間ほど聞かされた恋愛観持論やピュア宣言というのは、凄まじく回りくどいデリヘル嬢への本番交渉だったという結末。
「ウチ、デリヘルですけど」
「知ってますけどA子さんのことは好きだからいいですよね?」
「ダメに決まってるでしょ!」
と険しい口調で突っぱねるとそのまま男はしょぼくれてしまったそうな。
そのままうつむいてしまい結局時間まで無言・・そのままA子さんは何もせずに帰ってきたそうです。
「メンドクセーっていうか、マジ気持ち悪かったワ!ガハハハハハ」
豪快に笑いながら放屁までしでかし、この前ついた変人客について飲みながら語るA子嬢・・・
それを眼前で観ながら「この姿を見たらゼッタイに一目ぼれしたなんて言わないだろうな」と思う自分でありました。